【新製品】 BQオタマ

今日のブログでは6月に発売予定のBQオタマをご紹介させて頂きたいと思います。

モデル名:BQ Otama / BQオタマ

タイプ:ウェイクベイト
サイズ:87mm
重量:8.3g
潜行深度:0cm
フック:カマキリダブル#5
スナップ:NLWオリジナルスナップ#0+

価格:2300円(税抜)/ 2530円(税込)
リリース予定時期:2025年6月

カラーパターン

カラーパターンは以上の6色となります。

着脱可能なテール

BQオタマはハードボディーとソフトテールの組み合わせのルアーなのですが、テールは着脱可能な構造になっています。

U字型のピンで止める構造で、ボディーに差し込む側のワイヤーが少し曲げてあり、穴に差し込むとワイヤーの弾性でピンがロックされる仕組みです。(逆方向にセットするとピンがロックされません)

テールのお取り扱いの注意点

テール素材はエラストマーですので、通常のワームには触れないようにしてください。

通常のワーム素材などに触れると溶けたり変形します。

通常のワームに反応して変形してしまったBQオタマの尻尾

尻尾に関しては気をつけて頂く点がもう一点ありまして、曲がった状態のままになっているとクセがつきますので、なるべくテールが曲がっていない状態での保管をお願いいたします。

数日ぐらいであればテールが曲がった状態になっていても問題ありませんが、そのままの状態(曲がった状態)で長期間放置しているとクセがつきますのでご注意ください。

釣行後はこんな感じでテールを伸ばし、ボックスの中でのびのびとさせてやって頂ければと思います。

もし曲がりっぱなしになってて癖がついてしまった場合ですが、尻尾を真っ直ぐの状態にして放置しておいて頂くとそのうち元に戻ります。

ワーム素材などに反応して溶けてしまった場合は元に戻りませんので、どうかご注意ください。

パッケージには予備テールが1本附属しますので、必要に応じてご活用ください。

絶望的な問題から編み出されたダブルフックセッティング

このルアーにはBQオタマ用にイチカワさんに作って頂いたダブルフックが搭載されています。

このフックが誕生した経緯ですが、テスト中に発生した大問題が開発のきっかけになっています。

BQオタマを実釣テストに持ち込んだ当初の頃はトリプルフック仕様だったのですが、あまりにもバスの食いが良すぎて飲み込まれまくってしまい、エラにフックが掛かってしまってバスを傷つけてしまうという大問題が発生。

そんな状況を受けて、BQオタマのフックアップ率をどうやったら落とせるのか?という挑戦が始まったのでした。

フックアップ率を上げる研究ならともかく、フックアップ率を落とす研究とか、僕のルアー開発史上では前代未聞の出来事。

そんな試行錯誤の結果、可能性を見出したのがダブルフックでした。

ダブルフック化する事でルアーが丸呑みされても口の中から滑り出してきて、口の奥の深いところにフックが掛かってしまう確率を下げるという方法が見事に機能。

しかもダブルフック化の副産物として、障害物などのキワを攻めやすくなり、BQオタマの戦闘力がアップしてしまうという歓喜の2重奏!

そこまで到達したことによって、もうダブルフックで行くしか無いやん!という結論に達したBQオタマ開発でしたが、自分が使いたいダブルフックがこの世に存在しなかったので、イチカワフィッシング様にお力添えを頂きスペシャルフックを作りあげて頂きました。

その名もカマキリダブル

このカマキリダブルですが、信頼のRCカマキリがそのままダブルフックになったと考えて頂いて良いです。

このフックは通常のハードベイトに装着して頂いても根掛かりを軽減できる効果がありますので、是非お試しください。

カマキリダブルはBQオタマの発売と同じタイミングでイチカワフィッシング様から発売開始されるご予定との事です。(6月発売予定)

BQオタマの名前の由来

BQオタマという名前ですが、言葉だけで聞くとB級オタマって聞こえますよねw

まぁ、B級感が漂いまくりなルアーですから、個人的にはB級オタマでもいいんじゃないかと思っているのですが、本当の意味はBe Quiet Otama

Be Quiet‥‥

日本語にすると静かにしろ、という意味なのですが、これはダブルフック搭載が生み出したこのルアーならではの独特なクセが語源になっています。

と言いますのも、トリプルフックでは掛りが良すぎて困ったのに、ダブルフックにした途端にすっぽ抜けが多発して困る事態に。。汗

あまりにもすっぽ抜けが続発して、ナンジャコリャーってなったのですが、釣り込んでいくうちに実はダブルフックにはダブルフックに合ったフッキング法というのがあるということに気がつきました。

簡潔にご説明させて頂きますと、バコーンってバスが食いついてきても、即合わせをせず、少し長めに間を置いて合わせる事でしっかりフッキングできるということがテストをしているうちに理解できてきました。

Be Quiet‥‥バスが食いついてきても慌てず焦らず、竿先に魚の重みが乗ってから合わせる。

このBQオタマではBQアワセを習得して頂きたく存じますw

そもそもトップウォータールアーは即合わせ厳禁ですが、このBQオタマはそれよりも更に間をもうけた方が良いことが多いです。

おそらくですが、ダブルフックの特性上、針先が立つまでの時間がトリプルフックに比べて時間が掛かるという事なんだと思います。

フッキングのタイミングについてはこの記事の最後にご紹介させて頂いている動画にフッキングシーンを入れておきましたので参考にして下さい。

BQオタマとはどんなルアーか?

と、ここまで書き進めてきて、BQオタマがどんなルアーかって事について書いてない事に気がついてしまいました。(一番肝心な事なのにw)

BQオタマですが、ルアーのカテゴリー的にはウェイクベイトになります。

全く潜りません。

使い方は投げてゆっくり巻くだけ。

以上ですw

強いて付け加えるとしたら、ミスバイトがあった時とか、ピンスポットで誘いたい時などはその場で止めて、水面でチョンチョンと動かしてもらうと良いこともあります。

動かし方はそんな感じで非常に簡単です。

少し慣れが必要なのはフッキングです。

重要なことなのでもう一回書いておきますが、BQアワセですよ!w

バスってオタマジャクシを食べてるの?

自分の経験の話になってしまうのですが、今まで釣りをしてきたフィールドで、小さい池なのにやたらコンディションがいいバスがいる池というのに過去何度か出会ってきて、なんでだろう?って不思議に思っていました。

で、無い頭を絞って、いろいろ想像したり、考えを巡らせたりした結果、そこで一つのことが頭をよぎりました。

それは何かと言うと、そんな池の多くにウシガエルがいたような気がするということ。。

ウシガエルといえばオタマジャクシもでっかい→でっかいオタマジャクシは栄養ありそう→バスがでかく成長する!?

我ながらあまりにも短絡思考すぎて恥ずかしくなってしまいますが、ここでルアービルダー根性が頭をもたげてしまった訳です。

バスってもしかしてオタマジャクシを食ってるんでね?

そしたらオタマジャクシルアーを作ってバスがオタマジャクシを食っているかどうか試してみたらいいんでね?w

妄想で勝手にでっちあげたオタマジャクシがバスに食われているかも説を試したくて誕生したBQオタマさん。

実釣テストでは、フックアップ率を落とさなければならないほどの威力を発揮しました。

でもだからと言って、果たしてバス達がBQオタマをオタマジャクシだと思って食ってきているかと言えば、それは謎。

オタマジャクシがいるフィールドはもちろんですが、オタマジャクシがいなさそうなフィールドでもバンバン食ってくるので、実験はある意味失敗ですw

結局のところ本当の答えは僕にはわかりませんが、もうぶっちゃけ、そんな答えなんて出なくたっていいんじゃないかなって僕は思っています。

それがルアーフィッシングの奥深さであり、ロマンだと思うんですよね。

わからないから面白い。

この夏、BQオタマと共に小さな探検の旅に出かけられてみませんか?

僕の願いはただ一つ、BQオタマが皆様の元でワクワクを掻き立ててくれるようなルアーになってくれたらいいなって願っています。

発売時期は少し先の6月になりますが、どうぞよろしくお願いいたします!

BQオタマ説明動画

BQオタマ ウェブページ
BQ Otama | NISHINE LURE WORK
ウシガエルがいる池のバスはなぜかコンディションが良いことが多いという経験の元、作り上げたオタマジャクシ型ルアーです。 まるで本物のオタマジャクシのようにウネウネと泳ぎます。

今回は少し早めにご案内させて頂きプレオーダー期間を設けさせて頂く予定です。

取扱店様および問屋様には近日中にご案内を差し上げますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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