今年も新春恒例の工房からの生配信で行ったオンラインフィッシングショー。
遅い時間にも関わらず、ご視聴&ご参加くださいました皆様、本当にありがとうございました。
というわけで、ライブ配信にてご紹介させて頂いた製品をダイジェストでご紹介させて頂きたいと思います。
それでは行ってみましょう〜!
Beatour M5 新色
昨年の9月から製作を進めていたビーツァM5がついに完成しました。
誕生してから今年で18年目になるビーツァM5ですが、今回発売させて頂くのは新色のパールフラッシュとスモールマウスバスの2色。
この子達は数日中にカナダから出荷予定ですので、発売時期が近づいてきましたら当ブログにてご案内させて頂きますね。
発売予定時期:2025年1月
Saugeen 40
なんか変なルアーが出てきましたねw
このルアーは渓流のトラウトや里川のカワムツなどを釣りたくて作った40mmサイズのルアーで、名前はソギーン40と読みます。
名前の由来はオンタリオのトラウト釣りの川として有名なソギーンリバー。
開発中はカワムツチビ太郎という呼び名で娘達とテストしていたルアーなのですが、さすがに北米の人達には覚えてもらえなさそうなので、もう少し分かりやすい名前にしましたw
このルアーの最大の特徴はテールドライブシステム(Tail Drive System)と名づけたテールプレートと、お腹のブレードを運動源にして泳ぐ事。
変なルアーではありますが、既存のミノープラグとはまた違った使い道のあるルアーだと思いますので、ぜひお試し頂ければと思っています。
発売予定時期:2025年2月
オリジナルスナップ #00+
使いやすい、頑丈と、大変ご好評を頂いておりますNLWのオリジナルスナップですが、ソギーン40の発売に合わせて#00+サイズも同時リリースさせて頂きます。
小さくてもNLWスナップの特徴はそのまま受け継いでいますので、安心してご使用ください。
発売予定時期:2025年2月
Tiny Simcoe 45
ライブ配信中、大苦戦中のルアーということでご紹介させて頂きましたタイニーシムコー45。
本来であれば昨年の秋に発売できる予定だったのですが、工場で組み立てられた製品の仕上がりにどうしても満足ができなくて、ひたすら改良作業を続けています。
詳細はライブ配信でお話しさせて頂きましたが、とにかく大苦戦中。(涙)
そんなこんなでまだ発売時期が見えてこないような状況ですが、めちゃくちゃよく釣れるルアーなので、世に送り出せるよう全力を尽くします。
絶対に諦めません!
発売予定時期:未定
ノースフォークコンポジット+NLW コラボレーションロッド
ソギーン40やタイニーシムコーなどのタイニーサイズのルアーの開発を進めていくにつれて、それらの小さなルアーを上手く扱えるロッドがなくて困っていたのですが、NFCの堀口さんが最高の一本を作ってくださいました。
写真のロッドはプロトですので、完成形はスレッドの色やデザインなどが若干変わる可能性がありますが、NFCとNLWのダブルロゴが入ったロッドを世に送り出せることになりました。(感涙)
ロッドのスペックは、長さが5フィート11インチで、パワーがUL+。
使った感じですと、下限は2gちょい〜上限は7gぐらいのルアーをとても気持ちよく使えるロッドです。
このロッドはミドスト用のスピニングロッドをベースにして作り上げられているので、シェイクとかトウィッチとかジャークとか得意中の大得意。BFSリールを載せて使って頂くと、とてつもなく気持ちの良い使用感です。(アライグマの感想)
繊細なタックルで繊細なルアー操作が可能になると、こんな楽しい世界があるのか!と目覚めてしまった結果、更なるタイニールアーの開発が加速しているのでタイニールアー好きな皆様、今後の展開を楽しみにしていてくださいね。
発売予定時期:2025年の田んぼに水が張られる頃(堀口さん談)
スメルトヘッドフィネス 1.5gモデル
本来は2024年の秋には発売を予定していたスメルトヘッドフィネスですが、少し遅れて今年の4月ぐらいには発売できそうな感じです。
開発を進めていくに従って、亜鉛素材が良いのでは?ということを発見してしまい、色々研究テストをしていたら遅れてしまいました。(平たく言えばちゃぶ台返しw)
ライブ配信ではなぜ亜鉛素材で作ろうと思ったのかとか、亜鉛ジグヘッドならではの驚きの現象などについてもお話しさせて頂きましたので、もしよろしければアーカイブ動画を見てみてください。
このスメルトヘッドフィネスは元々、難易度の高いスティールヘッドを狙う為に作ったということもあり、ジグヘッドにも関わらず、盛り込みたい機能や機構を全部載せした仕様になっています。(コスト計算ができない人が作ったアンポンタン仕様とも言うw)
バス釣りに関しては、今までスメルトヘッドの出番があまり無かった夏場でもテストフィッシングで良い結果が出ているので、スメルトヘッドの新なる可能性を切り拓いていってくれないかと個人的には期待しています。
発売予定時期:2025年4月
スメルトヘッドフィネス 2.7g & 5g
スメルトヘッドフィネスの素材研究を開始するのと並行して開発を開始した2.7gモデルと5gモデルも製品化プロセスが進行中です。
この二つのモデルの発売は2025年秋を目標にしていますが、これが全て完成したら、今までスメルトヘッドシリーズで抜けていた重量が埋まり、軽いところから重いところまでカバーできるようになるんじゃないかと考えています。
発売予定時期:2025年秋
ゴビゾースティック(仮称)
はい、実に地味なスティックベイトが出てきましたw
ご覧頂いてピンと来られた方も多いかと思いますが、このゴビゾースティックはナマズの尻尾がベースになっています。
僕自身、ナマズの尻尾をこよなく愛しているのですが、尻尾を切り取る度にナマズさんに申し訳ない気がして、心が痛んでどうにかならないものかと悶々としていたんですよね。
でも、かといって僕が使いたいナマズの尻尾の先っちょを作っても、全く受け入れてもらえる気がしないし、実は結構悩んでいました。
で、色々考えを巡らせた結果、それなら他にも使い道があるものにして、必要に応じてカットできるようにしたらいいじゃないか!と閃いて出来上がったのがこのゴビゾースティック。
どっちにしてもカットするなら同じやないけ!とツッコミを頂くかもですが、頭があるナマズを切るのと、頭がないプラスチックボディーを切るのは何故か気持ち的に随分違うんですよね。(僕は精神的に楽になって幸せですw)
ゴビゾースティックですが、こんな感じでスメルトヘッドフィネスに装着して使うと、プルプルピリピリとめちゃくちゃ小魚っぽい泳ぎが出るように作っています。
そして、写真右下の小さいのが僕が欲しくてしょうがなかったヤツ。DSフックの#7番に縫い刺しにして使うとエグい動き&働きをします。
このゴビゾースティックは、そんな事もあって切り離しの目安になるスリットがボディーに入っているのと、想定される使い方に合わせて高比重設定ではなく、ナマズとは逆の低比重設定で開発を進めています。
発売予定時期:未定
BQオタマ
またまた変なのが出てきましたねw
このルアーは見た目そのまんまで、オタマジャクシのイミテーションルアーになります。
見た目からして、まぁまぁド直球なルアーかと思うのですがw、頭部がハードボディーで、テール部がエラストマーのウェイクベイトになります。
バスがオタマジャクシを食うかどうかは僕には分かりませんが、このBQオタマはテストフィッシングでバスの食いが良すぎて震え上がったモデル。
当初はトリプルフックを装着して開発をしていたのですが、激しいバイトで食い付かれる事が多いのと、簡単に吸い込めてしまうコンパクトボディーの相乗効果で、口の奥底までスポーンと入ってしまってエラにフックが掛かってしまうという事態が多発し、僕のルアー開発史上初めて、フックアップ率をどうやったら落とせるのか?と前代未聞な悩みに頭を抱えたモデルです。
そして様々な試行錯誤をした結果到達したのがこのフック。
BQオタマ用にイチカワさんにスペシャルフックを作って頂きました。
フックをダブルフック化する事でルアーが口の奥まで飲まれてしまってもそこでは掛からず、滑り出してきてくれて口の周りに掛かってくれるようになってくれ、ようやくBQオタマの製品化への道が開いたのでした。
ちなみにこのBQオタマ用にイチカワさんに作って頂いたフックですが、もちろんBQオタマ以外にも使用が可能で、色々なハードベイトに装着して頂く事で根がかりのリスクを減らして頂けるかと思います。
このダブルフックは今のところ#5番のみとワンサイズになりますが、BQオタマが発売になる頃に合わせて、イチカワさんよりカマキリダブルという製品名で発売されるとの事ですので、ぜひお試し頂ければと思います。
発売予定時期:2025年5月
フロッグ
長らく開発を続けていたフロッグをようやく世に送り出せそうな感じになってきました。(感涙)
このフロッグを作る時に一番目標にしたことは一人でも多くの方にフロッグフィッシングの楽しさを体験して頂きたいという事。
フロッグの釣りってなんか難しそうだし、専用タックルとかも要りそうだし、と敬遠されている方も多いかと思うのですが、そんな方でもタックルボックスに一個忍ばせておいて頂ければ、きっとどこかでお役に立てるかもしれないと願いながら作っています。
よく飛んで、よく動いて、よく掛かるフロッグ‥‥そんなフロッグを目指しているのですが、詳細はここではとても書ききれないので、お暇な時にでもライブのアーカイブを見てやってください。
発売予定時期:2025年8月
エリー152TW & 152MD
エリー152ですが、もしその他の新製品候補が何かの理由でリリースを延期しなければならないような状態になってしまった場合(要するにちゃぶ台返し)、予定を繰り上げてリリースさせて頂く可能性はあるかもです。
写真のエリー152達は初期プロトで現在も進化を遂げている最中なのですが、願わくば今年の新製品候補のどのモデルもちゃぶ台返しにならない事を祈るばかり。
なぜかと言うと、もし繰り上げリリースになったとしても、そのエリー152もちゃぶ台返しを食らってちゃぶ台地獄に陥る可能性がまだまだあるからですw
発売予定時期:未定
というわけで、駆け足でご紹介させて頂いた2025年に発売予定の新製品達。
より詳しい話はライブ配信でご説明させて頂いておりますので、もしよろしければアーカイブをご覧頂ければ幸いです。
2025年も全力でルアー作りに取り組んで行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!