NLW製品 北米売れ筋ランキング

現在、日本、北米、ヨーロッパ各国、韓国など、世界各国で販売をさせて頂いておりますNLW製品ですが、ちょっと面白いデータがありますので、今日のブログではそれをご紹介させて頂きたいと思います。

題して北米売れ筋ランキング!

今日のブログでご紹介させて頂きたいデータは北米市場(アメリカ&カナダ)で果たしてNLW製品のどのモデルが売れているのか?と言う超ド直球なテーマw

NLWの北米オンラインストアのデータを元にして記事を構築させて頂きたいと思います。

北米のNLWオンラインストア:https://www.nishinelureworks.com

と言うわけで行ってみましょう!

北米売れ筋ランキング(2024年10月15日現在):1位〜4位
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NLW製品の北米での一番人気はジグ軍団!

それもほぼスメルトヘッドの一人勝ち状態と言っても良いです。

もはやニシネルアーワークスではなく、ニシネジグワークスと会社名を改名した方がいいんじゃないかとw

北米売れ筋ランキング(2024年10月15日現在):5位〜8位
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1位から4位まではジグ軍団に独占されていましたが、ここでハードベイトが登場してきました!

軽めの1/8 オンスモデルのスメルトヘッドもしっかりランクインしています。

今年リリースしたスメルトヘッドプラスは別にして、既存のスメルトヘッドは全てのモデルがトップ10以内に入っているという大健闘ぶりです。

北米売れ筋ランキング(2024年10月15日現在):9位〜12位
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9位から12位までランキングが進んだところでハードベイトの世界になって参りました!

ここで興味深い傾向が見られると思うのですが、それはまた後ほど分析させて頂きますね。

北米売れ筋ランキング(2024年10月15日):13位〜16位
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ナマズきたー!

日本ではイマイチ影が薄いですが、実はナマズちゃんは北米と韓国で大ウケしているのであります。

14位にはイチカワさんのRCカマキリがランクイン。(同じサイトで販売させて頂いているのでランキングにイチカワフィッシング製品も含まれています)

と言うわけで、2024年10月15日現在の1位から16位までのランキングは以上の内容になっていました。

ここから先はランキングの分析をしていきたいと思います。

分析その1:ジグ人気

もはやニシネジグワークスと名前を変えた方が良いぐらいのジグ人気でありますが、これは実際にジグを愛用されている釣り人の裾野が広いという事と、ジグという特性上、ロストしたり、針先が鈍ったりしてリピート購入してくださっている方が多いという事も関係していると思われます。(これはフィネスフットボールジグも同じですね)

ここいら辺の話は別の観点から、以前、旧裏日記にてプロ御用達の業務用ルアーランキングと言う内容で記事にしたことがあるのですが、今回の販売実績を元にした売れ筋ランキングはそれに割と近い結果になっているかと思います。(該当記事はこちら

分析2:対象魚種

今回のランキングから読み取れる大きな特徴の一つが、北米NLWの場合、バスフィッシングのみならず、ウォールアイ、トラウト、サーモン、パイク、パーチなど、様々な魚種を狙われている方が多くいらっしゃる事から、そういう魚達を狙える機種がランキングに入ってきているのが大きな特徴だと思います。

沈むルアーとか、潜るルアーがランキング上位を占めているのは、それも大いに関係しているんじゃないかと考えています。

チッパワDDブレードで釣れたキングサーモン

分析3:新製品がランクインしていない!

ここ2年以内にリリースした新製品は綺麗さっぱり全滅w

これはもう完全に北米マーケットの特徴がモロに出ているなと感じています。

と言いますのも、北米マーケットと日本マーケットってまるっきり様子が異なっていて、日本はその製品が一番売れるのは発売直後ですが、北米マーケットの場合はそんなことは稀で(少なくともNLW製品は)、発売直後は肩透かしなぐらい新製品に反応がない事も多々ありますw

これは常日頃感じていることなのですが、日本市場はボゥと一瞬で火がついて勢いよく燃えたと思ったら、あっという間に消えてしまう紙みたいな燃え方。

対する北米市場は一生懸命火をつけようとしても全く火がつかない湿気った炭みたいな感じとでも言ったらいいんでしょうかw

なかなか火はつかないけど、一回火がついてしまうといつまでもチロチロ燃えているみたいな感じで、初動が最大値になる日本市場とは対照的に、北米市場はなかなか浸透していかないけど、受け入れてもらうことができたらずっと使い続けられる傾向にあるように思います。

世に製品を送り出す時はもちろん、その製品が10年、20年と言う単位で定番化していくことを願って努力をしているのですが、製品サイクルが早い日本市場では製品が生き残っていくことが難しく、逆に北米では受け入れてもらう事が難しい‥‥それぞれの市場で、それぞれ違った定番化の難しさがあると感じています。

分析4:オーダーが多いエリア(アメリカ国内)

アメリカ国内に限った話で言うとオーダーが多いエリアもかなり明確に傾向があり、NLWの場合、オーダーが多いのはアメリカの北部エリアと、アメリカの両端の西海岸と東海岸。

北部エリアからのオーダーが多いのは単純にNLW製品がアメリカ北部の対象魚にマッチしていると言うことだと思うのですが、西海岸と東海岸から頂くオーダーも多いです。

対して、いわゆるバスフィッシングの中心地とも言えるディープサウスやアメリカのど真ん中に位置する州からのオーダーは少ないです。

今ちょうどアメリカは大統領選挙で盛り上がっていますが、まさにあの勢力地図で青色に塗りつぶされている州がNLW製品がよく売れているエリアと丸かぶりですw

これはもうそのエリアに住んでいる方々の気質と言うことなのかもしれませんね。

これ以上の説明は話の論点がズレていきそうなので、ここから先の話はバッサリ割愛させて頂きますw

分析5:ハードベイトの傾向

そんな北米の方々が選んで下さっているNLWルアーですが、ここから先はハードベイトに絞って話を進めていきましょう。

ジグやソフトベイトを抜かして、ハードベイトを上から順にリストアップしていくとこんな感じのランキングになります。

5位:ベビーアビノー70S
6位:シムコー75
8位:エリー95SD
9位:エリー115MD
10位:シムコー75HW
11位:チッパワDDブレード
12位:エリー115SD
16位:チッパワRBブレード

これ、ビルダー的には非常に興味をそそられる内容です。

ハードベイトの1番人気はベビーアビノー70S。

投げて巻くだけで釣れるルアーなので、そう言うところが多くの方に受け入れられているのかな?という気がしますが、ちょうど今のタイミングがシンキングプロップベイトが効きやすい時期なので、そんなシーズン的な要素もあるかもしれません。

そしてハードベイトの2番人気はシムコー75。

重たい方のシムコー75HWも10位にランクインしています。

今回は軽い方のシムコー75がハードベイト2位でしたが、違うシーズンの春とかにランキングを確認するとシムコー75HWがハードベイトで1番人気になっていたりします。

だいぶぶっちゃけ話になりますが、日本国内に限って言えば、NLWハードルアーの中ではシムコーシリーズが最も人気が無いのですが、そんなシムコーさんが北米では高い人気を誇っているという。。

これは北米市場と日本市場で最も違う部分かもしれません。

日本ではリップレスクランク(バイブレーションルアー)って、もはや忘れ去られている(忘れ去られようとしている)カテゴリーかと思うのですが、北米ではとても根強い人気があると言うことの表れではないかと感じています。

そして、ランキングを進んでいくと、エリ−115MDとかチッパワDDブレードなど、潜る系のモデルの人気もかなり高いと言うのが面白いですね。

これは釣りスタイルも関係していると思っていて、日本は岸釣りの方の比率が高いですが、北米はボートから釣りをしている人が多いと言うのも関係していたりするんじゃないでしょうか。

チッパワとか一番売れているのがシャローモデルではなく、ダイビングモデルのチッパワDDという現象は発売以来ずっと続いています。

と言うわけで、NLWルアーの北米売れ筋ランキングいかがでしたでしょうか?

この記事を書いた結果、色々深掘りしていきたい事も出てきたので、これからブログでそんなことも綴っていけたらな、と思っています。

それではまた!

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