今日のブログではエリー95MDのフィンカットチューンの方法をご紹介させて頂きたいと思います。
このエリー95MDですが、リップ下のフィンの大きさを調整して頂くことで、アクションを変化させられる特性を持っています。
大まかにご説明させて頂きますと、それぞれのセッティングの特性は下記の感じになります。
エリー95MDフィンカットモデルの特徴
ノーマルセッティング | フィンカットチューン | |
スイミングアクション | ハイスピードタイトピッチアクション | 少しだけロールスピードが遅くなる |
ダートアクション | そこそこダート | キレキレダート |
潜行深度 | マックス潜行深度 | 少し浅目になる |
表はわかりやすくノーマルセッティング(フィン付き)とフィンカットチューン(フィン無し)の両極端のセッティングでまとめさせて頂きましたが、もしこの中間ぐらいの特性を求められる場合は、フィンを半分だけカットして頂くみたいな感じで調整して頂く事が可能です。
というわけで、ここから先はフィンカットチューンの方法を順を追ってご説明させて頂きますね。
注意点
最初に注意点ですが、このチューニングは、一度カットしてしまうと元に戻せませんので、自己責任でお願いいたします。
またくれぐれも怪我などにはご注意頂き、慎重に進めてください。
使用工具
ニッパー
ヤスリ
スプリットリングプライヤー(無くても大丈夫ですが、あると便利)
カッターナイフ(これも無くても大丈夫ですが、あると便利)
ステップ1 - 付属部品を取り外す
スプリットリングプライヤーなどでフックを取り外して下さい。(安全確保の為)
ステップ2 - ニッパーでフィンを大まかにカット
フィンをニッパーで大まかに切り取ってください。
刃物を入れるのは勇気がいるかと思いますが、エイヤーと切って頂ければ幸いです。
フィンを切り取る際ですが、ご希望サイズギリギリに切り取るのではなく、必ず少し余裕を残して切り取ってください。(重要)
と言いますのも、ニッパーで切り取るとプラスチックの切り口が白く変色してしまうので、綺麗に仕上げるのが難しくなってしまいます。
詳しくは当記事の最後に貼り付けてある動画をご参照ください。
ステップ3 - ヤスリで好みの大きさ&形状に整形
ニッパーで切り取った切り口をヤスリで整形。
ヤスリで削り取ることで切り口の白く変色した部位を除去して頂けます。
工作が得意な方であれば、ヤスリ仕上げする前に、カッターナイフなどで不要箇所を削り取って頂くことで作業時間を短縮して頂けるかと思います。
オレ、細かい作業に自信がないっす!という方は、少し時間は掛かりますがヤスリで地道に削って頂くのが一番失敗が少ないと思います👍
完成
エリー95MDはマット仕上げにしてありますので、最後にコーティングとかしなくても、ヤスリで仕上げて頂く事で見た目も違和感ない状態に仕上げて頂けると思います。
もちろん、コーティングできる設備をお持ちの方はコーティングして頂いても大丈夫ですが、厚塗りするとアクションレスポンスが落ちますので、その点はご注意ください。
あと、これは裏技ですが、ヤスリ仕上げだけではどうしても満足がいかない、でもコーティング設備もないという場合は、市販の缶スプレー(ラッカーなど)のクリアーカラーなどを吹き付けて頂くと良いと思います。
あとはフックを付けて完成です!
エリー95MD リップカットチューン説明動画
エリー95MDはフィンカット以外にも、アウターウェイト(別売)をご利用頂くことで、スローシンキングにして頂いたり、サスペンドに設定して頂く事が可能です。
ノーマルセッティングはスローフローティング設定にしてあり、浮力に余裕がありますので、ビッグフィッシュ狙いの時など、必要に応じてフックサイズを#4番ぐらいまでサイズアップして頂くことも可能です。(4番フックで大体サスペンドぐらいになる感じです)
という訳でエリー95MD、ぜひ皆様のお好みやフィールドの状況に合わせてご自由にカスタムしてお楽しみ頂ければ幸いです!
エリー95MD 詳細記事